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【遠藤イヅルの名車カタログ】 第72回 ハーレーダビッドソン・スポーツスターXL

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  • 2019.04.07

毎週イラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。今週の名車は、ハーレーダビットソンの稼ぎ頭であるスポーツスターファミリーの中から、初めてOHVエンジンを搭載し、初めて「Sportster」の名称となった初期モデル(通称アイアンスポーツ)のご紹介です。このエンジンはいわゆる「ショベルヘッド」と言われ、ハーレーの歴史を語る上で外せません。

■ハーレーダビッドソン・スポーツスターXL

■エンジン:空冷4サイクルOHV気筒883㎠

■最大出力:40ps/5500rpm


“スポーツスター”(XL系)は、

現在もハーレーを代表するシリーズとして

大陸横断バイクの貫禄を見せる“ツーリング”(FL系)、

ツーリングとスポーツスターを掛け合わせたような

大排気量のスポーツモデル“ダイナ”(FX系)などとともに

高い人気を誇っている。


その原点とも言えるのが

1957年にデビューした「スポーツスターXL」だ。


スポーツスターXLは、

1950年代初期のハーレーを代表する“モデルK”、

「KH55」のサイドバルブエンジンを

OHV“ショベルヘッド”エンジンに

換装して登場したモデルとなる。


モデルKはアメリカに上陸を始めていた

高性能な英国製バイクに対抗すべく開発されたバイクだったが、

サイドバルブエンジンでは満足な性能が得られず、

OHVエンジンを積むことになった経緯がある。


そのエンジンは、

今でおハーレーのスポーツスターファミリーの

代名詞的な排気量で知られる「パパサン」=883ccで、

最高出力は42psを誇った。


のちにヘッドライトなどを備えない競技用の「XLC」、

高圧縮版の「XLH」、

レース仕様とも言える“コンペティション・ホット=CH”の

「XLCH」などが次々と誕生。

1967年にはXLHにセルモーターがつき、

それまでバッテリーレス/マグネトー点火だったXLCHも

1970年からはXLH同様にバッテリーを備えた。

排気量も1972年には997ccにアップされるなど

改良も進んでいった。


1978年にはモデルK以来使用していたフレームをCRフレームに変更。

さらに1982年には軽量化を進めたXLXフレームに進化していった。

一方でショベルヘッドエンジンは1985年まで使用され続けた。


現在もショベルヘッドのスポーツスター=「アイアンスポーツ」は

多くのファンに愛され続けている。

制作・協力

(イラスト・文)遠藤イヅル

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