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ヨシムラが制作したスペシャルバイク KATANA(カタナ)1135Rとは?

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  • 2019.09.06

日本を代表する大型ネイキッドであるスズキ GSX1100S KATANA。完成形ともいえるスタイルと動力性能によって、いまだに多くのバイクファンを魅了し続ける1台です。中古バイク市場では軒並みプレミア価格がつき、手軽に入手することが難しいバイクとして知られています。しかし、そんなGSX1100S KATANAのなかでも幻のバイクとよばれているのがKATANA 1135Rです。今回は、KATANA 1135Rについて詳しくご紹介します。

  • KATANA 1135Rとは

KATANA 1135Rとは、スズキ GSX1100S KATANAをベースにチューニングメーカーであるヨシムラが開発したバイクです。ヨシムラといえば自動車やバイクのマフラーといったカスタムパーツを専門に手がけるメーカーで、自動車・バイク好きのファンの間では知らない人がいないほど有名なメーカーとして知られています。


このヨシムラの技術の粋を結集し、GSX1100S KATANAをフルカスタムしたバイクがKATANA 1135Rです。しかも、このバイクは5台のみ限定で生産されたという驚きのバイク。この世に5台しかない幻のバイクであり、まさにバイクファンにとっては垂涎の存在といえます。通常モデルのGSX1100 KATANAを探すよりもはるかに難しく、二度と市場には流通しないといわれるほどの超希少車です。


発売当初の車体価格は358万円。当然のことながら誰でも購入できるものではなく、選考の際には購入意思確認のために作文を書く必要があり、熱意をもったユーザーにのみ購入権が与えられました。それほど選ばれしユーザーにのみ向けられて開発されたKATANA 1135Rの中身とは一体どのようなものなのでしょうか。

  • KATANA 1135Rのカスタム内容

ヨシムラがKATANA 1135Rを開発するにあたり、カスタムとして施した内容は多岐にわたります。外装、足回り、エンジンパーツ、フレーム、電装系、給排気系など、およそ50項目にも上り、ベースモデルとなったGSX1100S KATANAとはもはや別次元のバイクに仕上がっているといえるでしょう。


これほどまでの徹底的なカスタムによって、もともとの馬力である95psから150psへ進化したほか、車重は250kgから197kgへと軽量化。GSX1100S KATANAの逆輸入フルパワーの仕様でも111psであったことを考えると、いかに怪物級のマシンであったかが分かると思います。


これらのカスタムに加えて、ボディやエンジン、タンク、シートに至るまで、全て漆黒のカラーに染められ、カタナシリーズの代名詞的存在であったシルバーのカラーからイメージを一新しました。しかし、このインパクトのあるブラックカラーこそがKATANA 1135Rの存在感をより強調するものとなり、一目見ただけで興奮を覚えるようなバイクに仕上がったといえます。


また、タンク部分やエンジン、マフラーなどの各パーツに刻印された「ヨシムラ」のロゴも強調しすぎず絶妙なバランスで存在感をアピール。カタナシリーズの独特のシルエットとスタイリングはそのままに、そして社名に「KATANA」という不動のブランドを残したところにヨシムラからスズキへのリスペクトが感じられる1台です。

  • KATANA 1135Rの逸話

先述した通り、購入時の条件として作文があったというのは有名なポイントですが、実はほかにもKATANA 1135Rについていくつかの逸話があるのをご存知でしょうか。


カタナシリーズのバイクで限定5台ということは、必然的に欲しいユーザー全てに提供できるものではありません。争奪戦となり、後にプレミア価格がつくことは容易に想像ができます。そこでヨシムラは、販売の際に「転売禁止」という条件を付けました。これによって悪質な転売を防ぐことに成功しましたが、同時に中古バイク市場には流通しないということにもなってしまったのです。そのため、多くのユーザーは実物を目にすることもなく、本物の幻のバイクとなりました。


ちなみに、購入したユーザーに対しては一切のメンテナンスを引き受けるという条件も付いていたようです。一般的なバイクとは明らかに待遇の違う、特別な1台であったことが分かる逸話といえます。

制作・協力

バイクの窓口事務局

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