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そのカスタム大丈夫?中古バイクの車検における注意点

  • バイクのメンテ記事
  • 2018.07.23

中古バイクを購入し、カスタムを楽しむ人も多いですが、注意しなければならないのが車検です。バイクの排気系統や灯火類、外装などには厳しい基準が定められており、一定の基準をクリアしていなければ車検を通すことができません。今回はバイクのカスタムを楽しむうえで車検時に気をつけなければならないポイントをご紹介していきます。

  • 排気系統のカスタムの注意点

マフラー交換は中古バイク購入後の定番カスタムですが、実はバイクの排気音には厳しい基準が定めれています。バイクの排気量によっても基準値は変わってきますが、250cc以上の車検が必要となるバイクの場合、近接騒音が94db以下である必要があります。

近接騒音というのは排気口から50cmの位置でスロットルを開けて計測した場合の騒音の数値を表します。このとき、出力可能な回転数にもよりますが50%〜75%という高い回転数を維持するため、それなりのボリュームの排気音が発生します。

ちなみに排気音の規制値はバイクの製造年によっても変わってきます。上記の基準値は2002年以降に新車として発売された車種が対象となり、それ以前のバイクは99db以下という基準が定めれています。

中古バイクの中にはまだまだ90年代に発売された車種も多く、バイクによって車検の基準となる数値が変わってくるということです。

  • 灯火類のカスタムの注意点

ヘッドライトやウインカーランプ、ブレーキランプなど、自動車と同様にバイクにも多くの灯火類が装備されています。

安価で交換のしやすいハロゲンライトを採用しているバイクもまだまだ多いですが、より照度の高いHIDライトに変更するユーザーも少なくありません。ヘッドライトは明るければ明るいほど視認性に優れて安全であると考えがちですが、実はヘッドライトにも車検の基準値があります。基本的に6000ケルビンまでの明るさを許容範囲としており、これ以上の明るさのヘッドライトは車検を通すことができません。

また、ウインカーランプはオレンジ色、ブレーキランプは赤色と決められています。近年LEDランプの普及によって小型のものも多くなっていますが、対向車や後続車の視認性を確保する観点から、特にウインカーランプの場合、あまりにも小さいランプは車検に通らない可能性があります。灯火類をカスタムする場合は必ず純正品を捨てずに取っておきましょう。

他に灯火類のカスタムでよく目にするのがウインカーの点滅間隔を変更しているものです。実はこれも車検を通すための基準値が決められており、点滅間隔が一定の基準値に収まっていないと車検を通すことができません。ウインカーは点滅間隔が短いと点灯しているのか点滅しているのかが分かりづらく、安全性の観点からも厳しく基準値が定められているのです。

  • 外装と足回りのカスタムの注意点

自動車のカスタムでは一般的なホイールのインチアップやタイヤサイズの変更ですが、バイクにおいても同様のカスタムを楽しむユーザーはいます。ただし、バイクのタイヤはサイズを変更することによって車高が変わり、車検証に記載の数値とズレが生じることがあります。この場合、車検を通すことはできません。

同様の理由でチョッパーハンドルやシーシーバー、ミラーなどもパーツによってはバイクの車高に影響を及ぼします。車高が変わった場合は改造申請が必要となり、煩雑な作業を強いられます。そのため、灯火類のカスタムと同様に純正パーツは必ず取っておくようにしましょう。

このようにバイクのカスタムにおいては車検を取得するにあたって厳しい基準が設けられています。また、違法改造車の路上取り締まりも定期的に行われています。どのようなカスタムを楽しむ場合であっても、まずは安全に走行できるということが第一。自分自身を事故から守るだけではなく、周囲のドライバーやライダーに対する気遣いでもあるのです。中古バイクを購入した後でカスタムを楽しむ予定のある人は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

制作・協力

バイクネットAJ事務局

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